#03 赤三兵/黒三兵 発生銘柄のスクリーニング
今回はローソク足パターンの発生銘柄を抽出事例として、「赤三兵/黒三兵」を取り上げてみます。
条件は最も基本的な、以下の判定方法で抽出したいと思います。
【赤三兵】 ・直近3足連続で陽線 ・直近3足の高値がすべて切り上がっている ・直近3足の安値がすべて切り上がっている
【黒三兵】 ・直近3足連続で陰線 ・直近3足の高値がすべて切り下がっている ・直近3足の安値がすべて切り下がっている
それではまず、赤三兵発生銘柄をスクリーニングしてみましょう。サンプルコードを実行してください。
以下のように、赤三兵発生の件数と銘柄が表示されます。
ちなみに、前回と同じサンプルコードでチャートも確認してみましょう。(date_startで遡る日数を50から20に変更している点と、multichart_colsを5にして横5列に変更している点以外は、前回と全く同じコードです)
実行すると、以下のように直近のチャートが表示されます。右端の直近3足が、確かに赤三兵となっているのが確認できますね。
設定可能なパラメータ
今回のパラメータは以下になります。
# パラメータ設定 market_code_list = ['0111', '0112', '0113'] sector33_code_list = [] sc_type = 'Aka' max_view_num = 10 save_file_flg = False save_file_name = "SC_赤三兵発生.csv"
前回との違いは、cross_typeがsc_typeになっている点のみです。
sc_typeを’Kuro’に変更すると、黒三兵のスクリーニングが可能です。
Next..
今回はローソク足パターンのスクリーニング事例について紹介しました。
証券会社やTradingViewなどのツールでは、予め用意されているものしかスクリーニング条件を選ぶことができませんが、Pythonであれば条件を自由に作ることができます。
今回紹介した赤三兵/黒三兵も、値幅や発生位置などを細かくコーディングすることで、より精度の高いスクリーニング条件に改良していくことも可能です。
興味のある方は、ぜひチャレンジしてみてください。
さて次回は、少し趣向を変えて「ストップ高/ストップ安」の銘柄を抽出してみたいと思います。J-Quants API のデータだからこそ手軽に抽出できる事例として、ご紹介しますね。
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